スノーボードのインナーについて真剣に考えよう。
スノーボードのインナーについては、長年試行錯誤をしてきました。
昨年より、とあるインナーに落ち着きましたので、その経緯をまとめます。
*ここで言うインナーはスノーボードウェアの中に着るモノです。
インナーに求める(自分的)3つの要素
まずは、自分のボーダースペックですが、
・経歴15年、年間10〜15回ぐらい。
・フリーランメイン。ストレート抜けのキッカー、BOXをたまに。バックカントリーは年1回。
・腕前は中級。(自分調べ)
最近はこれまで見て見ぬ振りをしてきた「カービング」の基礎練習に励んでいます。
さて、本題に戻り、ウェアの下に何も着ないクールな裸族な方々を除き、必要となるインナーですが、自分はインナーには下記の4つの要素を求めます。
1(最も大事) 暖かいこと
2(スマートでいるために) 嵩張らないこと
3(金持ちさん以外) リーズナブルなこと
まず 「1(最も大事) 暖かいこと」
当たり前のことですが、スキー場は基本的に寒いです。
北海道などの特に寒い地域や本州でも山の山頂となると、マイナス20〜30度になることもあります。また強い風が吹くと体感的にはさらに寒く感じます。
まずは暖かく保つことが快適なスノーボーディングへの第一歩です。
次に2(スマートでいるために) 嵩張らないこと
断言します。「スノーボードの楽しみの5割はファッションです。」
言い切っちゃいましたが、この考えについては自信があります。
無駄にダボダボのウェアを着ていたり、無駄にピチピチのウェアを着ていることに、スノーボードを軽快に滑るための合理的な理由はありません!
最近はゴーグルの代わりにサングラスを付けて滑る人が多いですが、紫外線を確実に防ぐことと眼を保護することを考えると、この選択肢に合理的な理由はありません!
すべては「ファッションッッ!!!」
インナーにスペックだけを求めて、厚着をしすぎると大変カッコ悪いです。せっかくのカックイイウェアも台無しです。
また、嵩張らないことの重要性はもう一つあります。
スノーボードは必要な道具が多いスポーツの一つです。ボード 、ブーツ、ウェア、グローブetc.
電車やバスの公共機関でスキー場に向かうにしても、友達の車に乗っけてもらってスキー場に向かうにしても、荷物は極力減らしたいものです。(自分の車ならば関係ありませんが)
そこで、バッグや手提げ袋に収まる容量の小さなものがベターです。
最後に3(金持ちさん以外) リーズナブルなこと
上記の通りスノーボードは必要な道具が多いスポーツの一つです。そのため道具を揃えるためにたくさんのお金がかかります。また、リフト券や交通費などにも結構なお金がかかるので極力無駄な出費は抑えたいところです。
金余りなリッチピープルを除いては、「できれば安価で良いもの」を選択したいものです。
(金をかければ良いものが手に入るのは当然ですので、本サイトではベストバランスな商品を紹介します。)
インナーの種類
インナーには、ファーストレイヤーとセカンドレイヤーと呼ばれるものがあります。
読んで字の如し、ファーストレイヤーは最初に身につけるものです。つまり肌に密着するものです。一方、セカンドレイヤーはその上に着るもの、つまりファーストレイヤーとウェアの間に着るものです。
共に求められる機能としては、保温性と速乾性です。
「速乾性??」
ウィンタースポーツを経験したことがない人はあまりピンとこないかもしれませんが、雪山では想像以上に汗をかきます。特に始めたばかりの初心者は転んで起きての繰り返しですので暑くなります。また、ある程度の腕前の人も、アグレッシブなすべりに挑戦したり、トリックに挑戦したりすると、体温が上がって汗をかきます。
この「汗」がインナーに残ったままだと、リフトに乗っている時や外気温の低下によって、体温を奪っていき体を急激に冷やします。そのため速乾性が非常に重要な要素となります。
ベストな選択肢(ファーストレイヤー)
ファーストレイヤーは肌に密着するものですので、機能面の優劣がより顕著に出ます。
そのため少しお金をかけます。
いろいろ調べた結果、ミズノのブレスサーモのミドルウエイトを選択しました。
ブレスサーモは「体からの水分を吸収、その吸着熱を利用して温度を上昇させる発熱素材」です。
実売で4000円ちょっとかと思います。買ってみた結果、非常に快適です。
具体的には「寒いと感じる瞬間が少なくなった。」また「汗ばむことがなくなった。」です。あまりにもうれすくて予備用に買い足してしまいました。
MIZUNO 2016-10-26
売り上げランキング : 41710
|
ちなみに、同じシリーズでヘビーウエイトやライトウエイトもございますが、このミドルウエイトが一番使い勝手が良いと思います。
なお、最後まで迷ってのが、モンベルのジオラインです。機能面や価格面も同等です。
また口コミを見ても悪くなさそうです。最後は「ミズノの方が周りの友達の利用率が高かかった。」ことです。おそらくですがジオラインを選択しても幸せになれたかと。
売り上げランキング : 46245
|
ちなみに機能性インナーの代名詞、ユニクロのヒートテックですが、自分も昔はヒートテックを使用していました。しかし汗を吸わなあいなぁとか、暑すぎるなぁと思う瞬間がありました。
そんな中、このような記事を見ました。
このサイトでは山用のインナーとしてはヒートテックは適当ではないと結論づけられています。理由はヒートテックに使用されているレーヨンという素材が汗を早く乾かせることに向いていないため、結果として乾燥されずに滞留して冷えた汗が体を冷やすとのこと。
自分が体感的に感じたことが錯覚ではなかったようです。
ベストな選択肢(セカンドレイヤー)
次にセカンドレイヤーですが、ぶっちゃけ遭難して雪山で泊する可能性がない限りは、暖かそうでカッコ良さそうなものを選んで良いかと思います。
自分は3(金持ちさん以外) リーズナブルなことを重視し、ユニクロのフランネルシャツに落ち着きました。
そうとう寒い日はこの上に、ユニクロのウルトラライトダウンベストを羽織ります。
この構成で、2(スマートでいるために) 嵩張らないこともクリアします。
ウェアを脱ぐ食堂などでは、セカンドレイヤーがお披露目されますが、フランネルシャツは普段着感覚・肩肘張っていない感覚が(自分的に)オシャレだと思います。安いのでいくつかの種類を買うことができますしね。
なお、機能面を最重視する人には、パタゴニアのR2ジャケットやウルトラライトダウンジャケットをお勧めします。お金はそれなりにかかりますが機能面は最高ですので長くご使用いただけるかと。
Patagonia 2015-10-19
売り上げランキング : 93806
|
Patagonia 2015-10-19
|
以上、「スノーボードのインナーについて真剣に考えよう。」でした。
今年も快適にスノーボードを楽しもー。