レーシック手術を受けて7年経ちました。その結果は・・・。危険?安全?
こんにちは「かたぱん 」です。
2011年6月にレーシックの手術を受けて、7年が経過しました。
当時はレーシックがいい意味でも悪い意味でも話題になっており、様々な情報が氾濫する中、友達やネットから必死に正確な情報をかき集めた記憶があります。
そして「リスクはあるが手術する価値はある」と判断し、手術に至りました。
「レーシック難民」なんて言葉もあり、最後の最後まで手術するかどうか悩んだことを記憶しております。
結果的に自分の選択は正しかったのか、レーシック手術から7年後の結果と体験談を報告します。
レーシックのリスクをどう捉えたか?
レーシックの手術をする前に、リスクを洗い出し、「そのリスクを受け入れられるのか?リスクを回避する対策はあるのか?」を検討しました。
何か問題が発生したとしても、「えーそんなリスクあるの知らなかったー」と「自分が納得したリスクだからしょうがないよね」は気持ち的にだいぶ違うと思いましたので。
なおリスクに対する考え方は個人的な見解です。医学の見地からではございませんので!
みなさん自分で調べ、考えましょう!!
ドライアイのリスク
角膜を削る際に知覚神経を切断してしまうため、涙が出にくくなりドライアイになるようです。
ドライアイは確かに不快ですが、コンタクトレンズを着用しているときにも同様に目が乾くことが多々あるので、「今以上に悪くなるわけじゃないかな」と割り切りました。
感染症のリスク
約10年ほど前にレーシック手術により視力に障害が出た方が多発しマスコミを賑わす事件になりました。
この時の原因が感染症でした。
手術に使用する器具を十分な消毒をせずに使用したことから、感染症を発症してしまい、視力に障害が発生しました。
自分がレーシック手術をしたのがこの直後であったため、最も気になるリスクでした。
しかし、事件を発生させた眼科の衛生環境はひどいものであったようで、しっかりと衛生管理をしている眼科ならば、回避可能なリスクであると判断しました。
ハローグレアのリスク
ハローグレアは、レーシック後に、光が滲んで見えたり、ぼやけて見えたりする症状です。
この症状については結構な確率で発生するようですが、時間の経過とともに、症状は軽減するとの情報があったため、大きなリスクではないと判断しました。
見えすぎのリスク
角膜の削りすぎに過矯正となってしまい、見えすぎてしまうリスクです。
「見えすぎのどこが悪いの?アフリカ人の視力が高いのと同じじゃん?」と思われるかのしれませんが、見えすぎると頭痛になどにつながる可能性があります。
視力が極めて低い方のレンズが分厚いメガネをかけた時の感覚です。気持ち悪くなりますよね?
あと、遠視だけ矯正され、近視に問題が発生するケースもあるようです。
このリスクについては、ちゃんとした知識を持った先生ならば、適正な範囲での矯正歯科しないだろうと考え、そういった眼科を見つけることで防ぐことが可能なリスクであると考えました。
視力が戻ってしまうリスク
原因は詳しくは理解できておりませんが、レーシックで改善した視力が戻ってしまうことがあるようです。
しかしこれについては、「何もしなければ結局視力は悪いのだし、最悪元に戻っても最初の状態になるだけだ」と割り切りました。
また、角膜の厚さに余裕があれば、再手術を行うことも可能なようです。
どこでレーシックの手術をするか?
引用:http://www.yasubuchi-ganka.com
リスクの洗い出しから、
・衛生管理がしっかりとしている信頼できる眼科と先生
・術後の対応や再手術の可能性を考慮すると長年続いている実績がある眼科
がポイントとなると考えました。
そして、約1Wにわたるネット調査の結果(笑、導き出した眼科が、
「安淵眼科医院」
でした。
比較のために「品川近視クリニック」や「神奈川クリニック」にも無料検診に受けに行きましたが、下記の理由から「安淵眼科医院」で受診することにしました。
・数年間にわたりレーシック手術数が関西第一位
・院長自らが施術
・京都の郊外(田舎?)の病院で、何と無く街に密着してそう。
そのため大手と違い、突然逃げ出す(倒産)することはなさそう。
・ネットの評判が概ね良好
・HPに「おすすめレストラン情報」が掲載されており、なんとなく人間性が見える。
実際に、安淵眼科医院に行ってみて、30〜40台の女性が多くアットホームな雰囲気でしたし、院長は早口で、説明があまり聞き取れなかったのですが、つつみ隠さずリスクも話すし、実直な印象を感じ、この選択は間違ってなかったと思いました。
レーシックの手術はどんな感じ?
自分は「IntraLASIK」を受けました。
当時は比較的、新しい方式であったと思います。
レーシック手術の大まかな流れは下記の通りです。
1、レーザーで角膜にフラップ(角膜の表面を削る)を作成
2、フラップをめくる
3、別のレーザをめくった部分の角膜に当てて、屈折率を矯正
4、フラップを戻す
ネットで事前に調べた情報ですと、
「あっという間に終わった」
「痛みもなく全く怖くない」
などの意見が大勢でしたが、自分は「超ー怖かったです、、笑」
レーザーを当てたときの目の付近から発する焦げた匂い、
視界がぼんやりとした中で、レーザー機器が近づいてくるドキドキ感、、
めっちゃ怖いやんって思いました。
で、本来ならば1日で全ての手術が完了する予定だったのですが、
「1」が終わった後に気持ちが悪くなってしまい、
「2」以降については後日受診することになりました。
怖がりの方は覚悟した方が良いかと思います、、
レーシック手術後に生活はどう変わったか?
レーシック手術直後の数時間が目がしみて、目を開けるのも辛い感じでしたが、
翌朝からは視力はすっかり回復して、すごく快適になりました。
レーシック手術をして本当に良かったと思えた瞬間は下記の3点です。
良かったこと:朝、目を開けたらすぐ見える
朝起きて、何もせずともいきなり「よく見える」喜び。
最初の頃は別世界に来た感覚でした。
良かったこと:スポーツが快適
もともとはスノーボードなどのスポーツをする際に、コンタクトやメガネでは不便であったことから、レーシックの手術を受けることとしたのですが、
やはりスポーツは快適になりました。
メガネを落とす心配や、コンタクトがずれる心配がないので、スポーツに100%集中できます。
良かったこと:酔っ払ってもそのまま寝られる
酔っ払うとすぐに眠気が襲ってくる体質なので、コンタクトをつけたまま寝てしまうことが多々ありました。
翌日乾ききったコンタクトが目から出て来ます。絶対に目に良くありません。。
レーシックにしてからはそうした心配がなくなりました。
安心してお酒が飲めるようになりました。笑
レーシック手術から7年後、、、?
そして、レーシック手術から7年が経ちましたが、その結果は、、、
全く問題なしです。
術後から視力は両目1.2のままを維持しています。
また、手術直後は気になっていたハログレアもほとんど気にならなくなりました。
自分の選択は正しかったと思います。
レーシックで人生が豊かになったと思います。
でも、周囲から「レーシックでおすすめ?」と聞かれても、おすすめはしません。
むしろ「自分はたまたま成功した。」と控えめな回答を返します。
これは今でも思っていることですが、
レーシックにリスクがあるのは事実です。
一方、成功したときのメリットがとても大きいことも事実です。
自分自身でレーシックについてしっかりと調べ、リスクとメリットを十分に勉強した上で、
「それでもレーシックを受ける価値があるのか」と自問自答し、
どのような状況になったとしても自分が納得できる選択をすることが大事だと思います。
あえて言いますが、
レーシックをしない人生もあると思いますよ!
以上、「レーシック手術を受けて7年経ちました。その結果は・・・。危険?安全?」でした。
レーシック手術自体が誕生してから年数が浅い術式であり、経年での症状変化についての体験談があまりないので、少しでも参考になればと思い書きました。